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【すべてのチートを過去にする異世界超科学】ラノベレビュー2019#2

【すべてのチートを過去にする異世界超科学】

著者 epina

イラスト ox

レーベル レジェンドノベルス

発売 2018年12月5日

あらすじ

特に取り柄のない、普通の大学生・三好明彦。彼はある日、可愛いお姫様に呼ばれるがままに剣と魔法のファンタジー世界・アースフィアに召喚される。お姫様は言う。「聖剣を引き抜き、魔王を討伐してください」。能天気な明彦は聖剣があればなんとかなるだろうと依頼を安請け合いし、剣を引き抜くが……「まずい! この聖剣では戦えない!」。従来のチート系英雄小説の歴史を塗り替える驚天動地の異世界冒険活劇が今、始まる――!

bookwalker:すべてのチートを過去にする異世界超科学

 

【本文】

 

#1に続きレジェンドノベルスです。

 

好きなんですよレジェンドノベルス。クオリティが保証されてるといいますか、ちゃんと作ってくれてるといいますか。

 

おススメなので読んでみてくださいね。

 

さてこの作品、チートやら異世界やらと、なろうテンプレですと言わんばかりのタイトルですが、いわゆるなろうテンプレが苦手な方にこそ読んでいただきたい。

 

この作品をタイトルの「チート」「異世界」だけ見てスルーするのは非常にもったいない。

 

たなぼたで手に入れたといっても過言ではない力に対する主人公の葛藤。

 

そもそもぼたもちをキャッチしに行く勇気。またそのときの機転。

 

ヒロインとの人間関係にも悩みますし、人間らしい心情もちゃんと書いてくれる。

 

戦闘の際、主人公がリスクをとりますし、他者への尊敬も忘れない。

 

もちろん異世界ものの爽快感もしっかりある。

 

読後、改めてタイトルについて考えた時に、「まさか、ありきたりで軽薄な物語へのアンチテーゼなのでは」と愚考してしまうような、重厚で文句なしの等身大の異世界英雄譚でした。

 

では今回はこの辺で。

 

次回もよろしくお願いします。

 

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