· 

レビュー【僕は君に爆弾を仕掛けたい。】ネタバレ一切なし!

圧倒的良作【僕は君に爆弾を仕掛けたい。】をご紹介!

【僕は君に爆弾を仕掛けたい。】

著者 高木敦史

イラスト 遠坂あさぎ

レーベル 角川スニーカー文庫

発売 2018年9月1日

あらすじ

かまってほしい彼女と彼の、学園謎解きラブコメディ。

 

小手毬さんはとても可愛い。でもそれは見た目だけ。本性は身勝手で強引で偉そうで、ホントにろくでもない。僕の敵、だったのに。よりにもよって彼女が僕の仕掛けた爆弾を見つけるものだから、さぁ困った。きっとものすごく面倒くさいことを言い出すぞ。「犯人を引きずり出せるかどうか、賭けをしない? 私が勝ったら笹子くん、キミ私の下僕になること!」……ほらね。そのまま二人仲良く、文化祭を控えた学内で起こる怪事件に次々巻き込まれるハメに――。かまってほしい彼女と彼の、学園謎解きラブコメディ。
公式サイトより引用

【ねとのおすすメーター】

☆シナリオ9/10

・中学校が舞台のラノベでは珍しい作品。

・どこかバカっぽく、でも深刻で奥深い。そんなシナリオでした。

・素晴らしい。

 

☆恋愛8/10

・あまずっぺぇ。あまずっぱすぎませんか……。

・恋心が尊すぎる。

☆キャラクター9/10

・この作品、キャラに影があるんですよね。主人公視点でまっしろな人が少ないんです。最高です。

☆文章8/10

テンポいいわユーモアあるわでGOODでした。

・中学生っぽい思考をひしひしと感じる文章でした。神。

☆総評9/10

・本当にいいラノベだと思いました。

・中学生という概念が持つ良さを掴んで表現する手腕には尊敬しかありません。

・起こる事件は主人公たちにとってはとんでもない大事件で非日常なのですが、読み手からするとどこかバカっぽいんですよね。まさしく中学生があたふたしてる感じ。でもこの事件たちって私たちの尺度でもめちゃくちゃ大事件なんですよ。でもバカっぽいんです。不思議です。

・ぜひ読んでいただきたいです。

 

【コメント】

 

最初に。これめちゃくちゃ良作です。読もうかどうか迷ってる方、迷ってない方、本当におススメです。読んでくださいお願いします。

 

さてこの作品にはヒロインの特異体質によってほかの作品にはないおしゃれかつ面白いギミックが仕込まれているのですが、あらすじ以上のネタバレはしない主義なので、それに関しては是非ご自身の目で。

 

中学生設定をうまく使った描写・セリフの数々も本当に素晴らしい。

 

そしてタイトル。おしゃれすぎるよタイトル。綺麗だよタイトル。好き。

 

ではこの辺で。

 

bookwalker:僕は君に爆弾を仕掛けたい。