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レビュー【おっさん吸血鬼と聖女。】

このカオスが最高に心地いい。【おっさん吸血鬼と聖女。】をご紹介!

【おっさん吸血と聖女。】

著者 稲荷竜

イラスト 晩杯あきら

レーベル ダッシュエックス文庫

発売 2018年8月24日

あらすじ

「ねえ聖女ちゃん、あの、おじさん朝はダメだって言ったよねえ?」

ヒキコモリのおっさん吸血鬼と、聖女のハートフル(?)お伽噺。

 

伝説の吸血鬼、神にさえ刃向かうという真なるバケモノ――。そう呼ばれたのも昔の話。現在の彼は、王国のかたすみ、幽霊屋敷と笑われる古城でヒキコモリ生活を送る、さえないおっさんだった。平和で怠惰な毎日――しかし、そんな平穏はある日唐突に崩れ去る。「おじさん、朝ですよー!」「朝日が痛い!」 教会から来た聖女は、おじさんを吸血鬼と信じず社会復帰を笑顔で迫る! 伝説のドラゴンは犬と勘違いされ、コウモリの眷属は孫娘扱い、そして吸血鬼はヒキコモリのおじさんに。これは『吸血鬼』がお伽噺にしか出てこなくなった平和な時代。善意100%の聖女と吸血鬼との、平和なやりとりの記録である。

公式サイトより引用

【ねとのおすすメーター】

☆シナリオ8.0/10

・毎話毎話ほっこりしつつもクスリとくる独特のカオス空間が展開されてます。

☆キャラクター9.0/10

・吸血鬼、眷属、ドラゴン、妖精、聖女……王道かと思いきや全員が変化球です。加えてどいつもこいつも愛くるしいんですよね。

☆文章8.5/10

・どこか淡々とした吸血鬼視点の地の文なわけですが、たまに出てくるシュールな比喩にクスリときます。何が面白いって吸血鬼さん頭の中でこんなこと考えてるのかってことですよね。

☆総評9.0/10

・ツボです。全員真剣だからこそ生まれるシュールでカオスな漫才空間には独特な雰囲気が漂っています。

・眷属ちゃんの眷属になりたい。

 

【コメント】

 

5~10ページほどの話が36話+番外編分収録されています。1話1話がさらっと読めてクスリとくるので空き時間にぴったりです。

 

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