これは百合ですか?【魔女軍師シズク】をご紹介!
【魔女軍師シズク】
著者 入月英一
イラスト 植田亮
レーベル ヒーロー文庫
発売 2018年6月30日
あらすじ
長谷川雫は、史学研究会に属し、いわゆる歴女であること以外はどこにでもいる普通の女子高生として生活を送っていた。猫を被り、同級生とのくだらないお喋りに興じる日々の中、才色兼備で誰にも媚びない孤高の存在、藤堂朱と放課後に交わす一時の逢瀬だけが雫の楽しみだった。しかし、藤堂は意味深な言葉を残して、何の前触れもなく消えてしまう。突然消えた藤堂に憤っていると、自宅への帰り道で不思議な声に呼びかけられた。雫はその声が藤堂の迎えだと感じ、「理想郷」への旅立ちを受け入れる。時は流れ、異世界に導かれた雫は、田舎の村で異邦人としてこき使われる屈辱に耐え、どうにか日々を過ごして逃走のチャンスを窺っていた。そんなある日、大勢の兵士に村が襲われ、火を放たれてしまう。火事場泥棒のチャンスだと、雫は惨状の中を飛び出していくのだが――。
【ねとのおすすメーター】
☆シナリオ8.0/10
・GOODです。もはやお約束となりつつある異世界転生の際の様々なご都合主義(言葉が通じたりチート能力をもらったり)が無いので、そういうのに飽き飽きしてる方におすすめです。加えて、転生前のエピソードにもページ数が割り振られていて、私はかなり好感が持てました。
☆恋愛?/10
・私の読解力ではわからないです。シズクが藤堂朱に抱いているのは恋心というより執着であったり仲間意識の方が強い気がします。男性に頭ポンポンされて照れてますし。
〇エロ2/10
・ないです。四捨五入すればないです。
☆盛り上がり7.0/10
・良きです。
☆頭脳・戦略9.0/10
・歴女つええ……。
☆キャラクター9.0/10
・好きです。シズクさんにはもっと血なまぐさいドロドロずぶずぶの人生を歩んでいってほしいですね。
☆文章8.0/10
・遠回りな表現が多いです。ここは好みがわかれるところですね。
・地の文、シズクの思考、セリフが視覚的に分かりやすくなってるので読みやすいです。
☆総評8.5/10
・シズクさん愛してます。殺されるのならこういう人がいいですね。
【コメント】
百合ですか? この作品。
未読の方に「百合です!」とは言えませんが、百合だろうと言われればそういう要素もあるわけですし、なんとも言えませんね。
私としては百合じゃないと思いますが……。この先の展開次第ですね。「シズクx血液」派です。
【お気に入りの一文】
”(ったく! 何一つ有用なものはなさそうだし、村人のバーベキューは拝まされるし、踏んだり蹴ったりね!)”
えぇ……。
bookwalker:魔女軍師シズク
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