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レビュー【終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?#06】

こんにちは。ねとです。

サイドステッパー踏みながら記事書いてます。
では今回のラノベ情報。

【終末なにしてますか?もう一度だけ、会えますか?#06】

著者 枯野 瑛

イラスト ue

レーベル スニーカー文庫

発売 2018年6月1日

あらすじ

〈人間〉は規格外の〈獣〉に蹂躙され滅びた。〈獣〉を倒しうるのは、〈聖剣〉(カリヨン)を振るう黄金妖精(レプラカーン)のみ。戦いののち、〈聖剣〉は引き継がれるが、力を使い果たした妖精たちは死んでゆく。廃劇場の上で出会った、先輩に憧れ死を望む黄金妖精と、嘘つき堕鬼種(インプ)の青年位官の、葛藤の上に成り立つ儚い日常。次代の黄金妖精たちによる、第2部開幕!

 

公式サイトより引用

 

【本文】

ぜんぜんライトじゃない!!!
 
この作品「すかもか」は「終末なにしてますか?」シリーズの第2部。1部の「すかすか」の1巻を読んだ感想がまさにこれでした。
ーーあ、今回もノゲノラ記事同様、シリーズのレビューとなります。
儚くて切なくて残酷で、そんな物語でーーページをめくったら泣いちゃうんだけれど、手が止まらない、そんな作品です。
泣きながらページをめくるねとを、電車に乗り合わせたあの人たちはどんな気持ちで眺めていたのでしょうか。
今となっては、分かるはずもありません。
ーーこほん
「終末なにしてますか?」シリーズの武器として真っ先に挙げたいのはーーすかもか6巻あとがきで枯野先生がおっしゃっているようにーー「膨大な設定とその完成度の高さ」です。
書店に並んでいる多くの小説は、その世界の輪郭がぼやけているものなのですが……
(主人公から遠いものほど設定が不明瞭になっていくのですが。)
この作品、この世界の輪郭は疑いようがないほどくっきりしているのです。
だからこんなに泣かされるんですかね。誰か教えて欲しいです。
加えて、読後の余韻も素晴らしいです。
(泣かされますけど)
ちなみにアイセア派です。
(「ヴィレムさんちの今日のご飯」が発売されて、ファンが歓喜のあまり発狂する未来が視えます。)
ラノベで泣いたことがない人、ライトなラノベ(?)しか読んだことがない人には特にオススメできる作品です。
ではこの辺で、
またねと~(あきらめない